【レポート】「会田誠の月イチぼったくりBAR」第9夜 ゲスト:目


文=皆藤将、木村奈緒 写真=皆藤将


会田誠さんをホストに、若手アーティスト等を招いて、ご自身の活動や作品について話をうかがう連続企画「会田誠の月イチぼったくりBAR」。現代芸術活動チーム【目】をゲストに迎えた第9回が、去る12月13日に開催されました。

先ごろ閉幕した、さいたまトリエンナーレの作品や、大分県別府市の芸術祭「目 in Beppu」が話題となった目。既に“若手”アーティストの域を出た作品のクオリティと注目度の高さから、当日は大勢のお客様にご来場いただきました(会場が満員となった為、入場出来なかった方にはお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした)。

本レポートでは、ごく簡単にではありますが、当日の様子を振り返ってみたいと思います。

【目】前夜―wah documentと荒神明香


目のメンバーは、アーティストの荒神明香さん、ディレクターの南川憲二さん、制作統括の増井宏文さんの三名。この日は、お忙しいなか三名揃ってお越しいただきました。荒神さんと南川さんのお二人が登壇し、増井さんは最前列で二人を見守ります。

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トークは、プロジェクターで過去作を振り返りながら進行していきました。まずは、南川さんと増井さんが行っていた「wah document(わうどきゅめんと)」の紹介から。芸術系の大学を卒業後、やる気はあったものの、やりたいことが分からなかったという南川さん。何が「アート」なのか「アートの実感」をつかむべく、一般の参加者から募った数多くのアイディアを形にしてきたwah document。数百名の参加者と「家を持ち上げる」などのアイディアを、60個近く形にしたとのこと。

一方、幼少期からの知覚や感覚を、徹底的な素材の追求で作品化してきた荒神さん。そんなwah documentと荒神さんが、それぞれの特異点を活かして、アートとしてより強い作品、究極の作品を作るべく結成されたのが【目】というわけです。

続くトークでは、目の代表的な作品をご紹介いただきました。各作品のテーマや制作の経緯もお話いただいたので、入場できなかった方のためにもレポートしたいところなのですが、超満員の会場対応に追われ(少ないスタッフとボランティアでの運営につき、何卒ご容赦ください)、記録写真もほとんど撮れず、貧弱なレポートとなってしまい申し訳ありません。。

ただ、会期中はネタバレ禁止だった、さいたまトリエンナーレの作品《Elemental Detection》の写真が「みんなのさいたまトリエンナーレ」というサイトでご覧いただけたり、インタビューなどもネットでお読みいただけたりしますので、今回のトークで目の活動に興味を持たれた方は、ぜひ色々検索したり情報をチェックしてみてください。

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会田さんお手製謎のつまみは?


料理上手な会田さんの手料理(謎のつまみ)が振る舞われる本イベント。今回の謎のつまみは、《辛ラーメン鍋》でした。辛ラーメンのスープの素を出汁に、豚バラ、あさり、豆腐、もやしなどが入ります。

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▼具が無くなったあとは、辛ラーメンの麺を投入。

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▼イベント終了後も多くのお客さんが残ってくださり、そのままぼったくりバーの二次会へ。

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▼増井さんも加わって、会田さんと語らう目の方々。お客さんも輪に加わって、遅くまで二次会は続きました。

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という感じで、ぼったくりバー第9夜が終了。
目のみなさん、会田さん、ご来場のみなさま、どうもありがとうございました! _mg_7930

次回は1/10(火)開催!


ということで、年内のぼったくりBARはこれにて終了。早いもので、2ndシーズンも残すところあと3回です。気になる次回は1/10(火)開催。詳細は追って当サイト・SNSでお知らせします。年明け早々の開催ではありますが、新年最初のイベントとして是非ご参加ください。来年も「会田誠の月イチぼったくりBAR」をよろしくお願いいたします!